ナイトインロンドン(牡3、大竹)が僚馬を圧倒した。先行するアランデル(障害オープン)に2馬身先着。大竹師は「楽に動いていた。抜けてふわっとしたけど、チークピーシズをつけると反応が違うね」とほおを緩める。6ハロン83秒3-11秒6。大きな完歩は残暑を吹き飛ばすほどの力強さだ。

現在、3連勝中。成長度合いと適性を見極め、クラシック登録は菊花賞だけに留めていた。長距離にシフトし4戦連続の最速上がりマーク。狙った舞台へまっしぐらに成績を積み上げてきた。

父はかつて大竹師が管理したグレーターロンドン。現役時に蹄葉炎を克服し、18年中京記念制覇後に種牡馬となった。「スピードがずば抜けていた。産駒の成績は毎週チェックしちゃうよね。(ナイトインロンドンは)広いコースの方がいい。権利を取ってほしい」。初年度産駒と臨む初めての重賞でもあり力が入る。