11歳馬マイネルプロンプト(せん、坂口)が、JRA平地最高齢勝利記録を更新した。12番人気の低評価だったが、ルーキー田口貫太騎手(19=大橋)を背に、中団から脚を伸ばして抜け出した。勝ち時計は1分23秒9(重)。

これまでJRA平地競走では、トウカイトリックやアサカディフィートなど10歳馬の勝利はあったが、11歳以上馬の平地競走勝利は史上初となった。

プロンプト自身にとっては、7歳だった19年の障害戦ペガサスJS以来4年ぶりの勝利で、平地Vは4歳時の16年8月(平場500万)以来7年ぶり。鞍上の田口騎手は「すごいですね。11歳でも元気な馬です。道中の手応えも良かったですし、直線もしっかり反応してくれました。馬に感謝したいです」と驚きとともに健闘をたたえた。

なお、障害レースでは07年にカラジが12歳で勝利を挙げている。