6戦無敗で仏ダービー、凱旋門賞を制し、種牡馬入りするエースインパクト(牡3、父クラックスマン)の初年度種付け料が4万ユーロ(約620万円)に決まった。フランス国内に繋養(けいよう)される種牡馬の初年度の種付け料としては史上最高額。レーシングポスト電子版が報じている。

繋養先はボーモン牧場で、他にはアンテロ、シリウェイなどがいる。同牧場の関係者は「フランスで最もワクワクさせる若い種牡馬ですし、これまでにキャリアの最初にこのような高い種付け料だった種牡馬はいませんでした。アスコットのビッグロック(仏ダービー2着)の勝利(クイーンエリザベス2世Sを6馬身差の圧勝)のおかげで、フランスダービーの3馬身半差の勝利が再び輝くことになりました。彼は電光石火の加速と戦士の精神を持った、ものすごい馬です。トップクラスの種牡馬になるべき馬で、早くから多くの欧州の生産者たちのサポートを受けることに感謝しています。ボーモン牧場で種牡馬のキャリアをスタートさせるというのは、フランスにとっても前向きなニュースだと思います」とコメントしている。