笹川翼騎手騎乗の3番人気、兵庫のイグナイター(牡5、新子)が重賞8勝目を挙げ、G1初制覇を果たした。昨年のNAR年度代表馬は、13年(金沢1400メートル)エスポワールシチーとの父子制覇も達成した。勝ち時計は1分12秒0。鞍上、管理する新子雅司調教師にとっても初めてのG1タイトル獲得となった。

笹川騎手は「園田の皆さん、やりました。イグナイターをG1馬に出来てうれしいです」と喜んだ。

スタートを決めると、道中は先団を追走。4角2番手で直線に入ると、半ばで先頭に。そこからさらに脚を伸ばし、外から襲いかかる1番人気リメイクに1馬身半差をつけた。

22年南部杯がG1初挑戦(結果は4着)。“5度目の正直”で悲願のタイトル獲得となった。笹川騎手は「夢かなと感じます。乗せてもらって3回目。決して千二は悪くないと感じていました。今日は自信を持って挑みました。ハナに行ってる馬をかわしてからは長く感じて、馬も必死に頑張ってくれてました」とパートナーをたたえた。

地方馬のJBCスプリント制覇は07年フジノウェーブ、19年ブルドックボス、20年サブノジュニアに続いて4頭目。

馬連(8)(11)は470円、馬単(8)(11)は2780円、3連複(5)(8)(11)は550円、3連単(8)(11)(5)は8150円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)