9日の門別12R、第66回道営記念(ダート2000メートル)で、出走11頭中6頭が落馬で競走中止となる大アクシデントが起こった。

3コーナーを過ぎて先頭だったエンリル(牡4、角川秀)がつんのめった状態になり、地方の名手、吉原騎手が落馬。その影響で2番手につけていた今年の道営3歳3冠馬で3番人気ベルピット(牡3、角川秀)の桑村騎手も落馬した。そこから、後続も次々に巻きぞえとなり、合計6頭が落馬する事態となった。

レースは、4コーナーの大量落馬をかいくぐって好位の外めから抜け出したシルトプレ(牡4、米川)が勝った。管理する米川師は「うれしいけど喜べないですね」と競走中止に見舞われた人馬を気遣っていた。