オートレーサーの森且行(49=川口)が11日の最終レース終了後、東京競馬場のパドックでトークショーを行った。

今月19日に50歳の誕生日を控えており、場内に残ったファンからハッピーバースデーの合唱で迎え入れられて登場。トークショー序盤はパドックを周回しながら、アナウンサーとともに競馬への思いを語った。

この日は共同通信杯のプレゼンターも務めており、森は「あんまりレースでは緊張しませんが、(プレゼンターは)緊張しますね。川田騎手の馬(ジャンタルマンタル)も強かったですが、寄せ付けませんでしたね」と、ジャスティンミラノの強さをほめたたえた。

大の競馬ファンであり、予想は穴党。この日はフォスターボンド(8着)を軸に3連単フォーメーションで馬券を購入したという。残念ながら的中を逃したが、声援の大きさには感激した。オートレーサーとして印象に残る歓声には1番人気で落車した時のことを挙げ、「男性に『森君、大丈夫かー?』 と声をかけられて『大丈夫ですよー』と言ったら、『やめちまえ!』と。それが一番残っています」と爆笑をさらった。

アイドル時代の仲間とは今でも連絡を取り合っているという。森は「この前、(香取)慎吾くんが誕生日だったので、やりとりをしましたよ」と、プライベートな一面も明かした。

20年に「SG第52回日本選手権オートレース」を制し、日本一に。21年1月の落車での大けがを乗り越えて、23年4月に復帰した。今月20日からは全日本選抜オートレースへの出場が控えている。森は「(21年1月のけが前と比べて)力の入り方は70%くらいしか入りません。体重を3、4キロ減らしたりして、走り的には8割くらいに戻っています。整備する感覚が戻ってくれば、もう少しいけるかも。やっと一番大きなレースに出られるようになりました。最近は苦戦して調整が合ってませんが、来週、浜松に3日間行って少しでも上げられれば。ぜひオートレースもよろしくお願いします」と呼びかけた。