今週の日曜東京メインは24年最初のJRA・G1フェブラリーS(ダート1600メートル、18日)が行われる。

“4度目の正直”で戴冠へ。西園正都調教師(68)が送り出す7歳馬タガノビューティー(牡)が、念願のフェブラリーS初出走でG1初制覇を目指す。

21、22、23年と3年連続で同レースに登録を行ったが、無念の賞金除外…。今年、4回目の登録でようやく出走がかなった。西園正師は「東京の1600メートルが一番合うし、これまで戦ってきた相手からもやれていいと思っていたからうれしい。まだ僕自身、JRAのダートG1は勝ってない。定年まで残り2年だし、勝ちたいね」と意気込む。

待ちに待った得意舞台での巻き返しへ。7歳馬だが衰えは全くない。「僕らも見習わないといけないと思うくらい元気いっぱい。仕上がりはいいし、なんとかこの馬にタイトルを取らせてあげたい」。やっとつかんだフェブラリーSの出走切符。温め続けた自慢の豪脚で、一気に冬のダート王へ駆け上がる。