チャレンジ予選2Rは平野想真(25=愛知)が制した。スタートを取り、いったんは佐野恭太-志村正洋にたたかれたが、打鐘で内を突いて先行し、そのまま押し切った。

「後ろが競りになっていたので、なかなか踏むことができなかった。最後の半周はさすがに踏み込みました。前回に引き続き予選を逃げ切ることができたから、調子はいいですよ。最後も踏み直すことができたし」。今は先行にこだわり、練習も航続距離を伸ばすことを目標として取り組んでいる。

「7月に(A級)2班に上がりますが、先行でやりたいと思っている。同型は強くなりますが、マークしてくれる方々も強くなるので、逃げたら番手で守ってくれると思うんですよ」

いつかは壁にぶつかるかもしれないが、今の平野は逃げることしか考えていない。