日本生まれのハーツクライ産駒で、昨年の英セントレジャーを制したコンティニュアス(牡4)について、管理するエイダン・オブライエン調教師が復帰戦の予定を明かした。19日、「アットザレーシズ」電子版が伝えている。

アイルランド調教馬のコンティニュアスは昨年9月に英国のクラシック最終戦、英セントレジャーを見事に勝利。中1週で向かったフランスの凱旋門賞も5着に好走していたが、登録を行っていたジャパンCは出国直前の調教で歩様が乱れたため、来日を取りやめていた。

オブライエン師は「キャンターを行っていますが、他の馬たちよりは遅れている状況で、まだ十分な調教ができていません。ロイヤルアスコット開催(6月)のハードウィックS(G2)は彼に合っているので、そこへ向けて準備できれば、と思っています」と復帰へ向けた見通しを語った。

また「彼はセントレジャーでスタミナを示してくれましたが、凱旋門賞でとてもいい走りをしてくれて、2400メートルのトップレベルで走るのに十分なスピードがあると思っています。彼は膝が曲がっていて、軟らかい馬場が合っていると私たちはイメージしていましたが、ライアン(ムーア)が言うには、彼は典型的なハーツクライ産駒で、速い馬場を好むのだそうです」と、ハーツクライ産駒の特徴を興味深そうに明かしている。