12年にケンタッキーダービー、プリークネスSの2冠を制したアイルハヴアナザー(牡15)が種牡馬を引退し、ケンタッキー州にある養老牧場「オールドフレンズ」で余生を過ごすことが決まった。21日に同ファームが発表。公式X(旧ツイッター)には到着後の写真が投稿されており、22日には歓迎パーティーが開かれる。

同馬は米3冠競走の2冠を制した後、最終戦であるベルモントSを故障のために回避。そのまま引退し、日本のビッグレッドファームで種牡馬入りした。18年に帰国し、19年からカリフォルニア州のバレナビスタファーム、21年から同州のオーシャンブリーズランチでけい養されてきた。

日本生まれの代表産駒ウインマーベル(牡5、深山)は重賞を3勝。24日に行われる高松宮記念(G1、芝1200メートル、中京)で産駒のG1初制覇が期待されている。