今年の日本ダービーは6月1日。同日にはフランスで仏ダービー(ジョッケクルブ賞)が行われます。仏ダービーは2100メートルで、「競馬の街シャンティイ」が舞台。同じ欧州だと、今年は英ダービーより1週早い日程。愛ダービーは例年同様、6月下旬に行われます。

フランスギャロのホームページには27日、有力馬を送り出すアイルランドのエイダン・オブライエン調教師のコメントが掲載されました。日本の競馬ファンも多くの人がその存在を知っている天才調教師。クールモアの専属トレーナーとして、私設調教場「バリードイル」を率い、これまでにアイリッシュダービー(愛ダービー)を16勝、英ダービーを10勝、そして、仏ダービーで1勝を挙げています。

今年も仏ダービーに挑戦するエイダン。記事の中で紹介されているコメントの冒頭部分にうならされました。英愛仏のダービーの違いについて、わかりやすく、その見解が語られていたからです。

「ジョッケクルブ賞(仏ダービー)を勝つためには“2000メートルをこなせるマイラー”が必要です。ダービー(英ダービー)を勝つためには“もう少し長い距離を走れる2000メートルの馬”が必要です。アイリッシュダービーを勝つためには“本当の2400メートルを走る馬”が必要です」。

エイダンはこれまで仏ダービーに38頭を出走させて、21年のセントマークスバシリカが唯一の勝利。今年は仏2000ギニー3着のカミーユピサロ、2走前までキーファーズの勝負服だったトリニティカレッジという布陣です。

各国のダービーを勝っているから、エイダンの言葉は面白いし、説得力があります。エイダンは過去に米国のケンタッキーダービーへ挑戦したことはありますが、さすがに日本ダービーへ挑戦したことはありません。いつか挑戦する日が来たら、それはものすごくワクワクしますが…。同じ欧州内でも各国のダービーは特徴が異なります。“各国のダービーの違い”が世界中で行われている競馬というスポーツが奥深く、魅力的なのだと教えてくれます。

【競馬デスク@築地】