単勝1・3倍の圧倒的1番人気に支持されたジョドレルバンク(牡、武井)が素質馬ぞろいのデビュー戦を制した。新種牡馬のエフフォーリア産駒はこれがJRA初勝利。勝ちタイムは1分48秒1。

調教でも抜群の動きを見せていた脚力は本物だった。スタートを決めて、難なく3番手に付け抜群の手応えで直線を迎えると馬なりのまま楽に先頭へ。大跳びの豪快なフットワークを生かし、後続をあっさり2馬身ちぎった。

戦前から「この馬でダービーに行きたい」と話していた武井師はレース後「よかったです」と安堵(あんど)の表情。「現状で思っていた通りの結果を出してくれました。内容もよかったし、着差以上の強さがあったと思う。ジョッキーは抜け出してからちょっとソラを使っていたと。でも課題とかではなくて慣れてくるものと言っていましたし、それでもしっかりと勝ち切ってくれたのでよかったです。もうちょっとテンション上がるかなと思いましたが、競走馬として優秀だと思います」と褒めちぎった。

“大物候補”と呼び声高いパートナーを勝利に導いた鞍上のレーン騎手は「レース前からとても落ち着いていて、パドック、ゲート裏とメンタル面でよかったです。スタートしてからもずっと手応えがよくて折り合いもついて乗りやすかったです。直線に入ると先頭に立っていた馬がけっこう早めに仕掛けたので、そこそこの距離が空いていたんですけど、自分の馬がいい反応をしてくれたので、先頭に立っていた馬をしっかりとつかまえてくれました。その後は先頭に立ってから少し気を抜く場面もありましたけど、それは新馬戦なので。この経験を生かしてステップアップしていけると思います。1800メートルは全く問題なかったです」とたたえた。

半兄タイダルロックは今年の青葉賞で2着に好走も、故障でダービーを断念。兄も管理した武井師は「今後の話はいろいろとしていますが、馬の状態を見て考えます。距離は全然大丈夫です。ダミアンもスタートは遅かったけどその後はすごくタイトな競馬ができてすごくいい練習になったし、全然課題もないと言ってくれました。能力的に距離をこなしてくれますし、楽しみです」と希望に満ちた表情だった。