
- 「ハリー・ポッター」シリーズの3人、左からルパート・グリント、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソンによる手形足型を刻むセレモニー
チャイニーズ・シアター
LA観光で絶対にはずせないのがハリウッドスターの手形と足型で知られるチャイニーズ・シアター。正式名はTCLチャイニーズ・シアターと言いますが、1927年に興行師のシド・グローマン氏によって建てられた歴史ある映画館です。

- 左からエマ・ワトソン、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントの手形足型
映画館のオープニング記念に上映されたのは、セシル・B・デミル監督の「キング・オブ・キング」で、大勢のハリウッドスターや関係者が集まったと言われています。中国風寺院の独特な外観から、チャイニーズ・シアターと呼ばれていますが、特に中国との関わりがあったわけではありません。1973年から2001年までは、マン・シアターズ社に買収され、「マン・チャイニーズ・シアター」と呼ばれており、その後はマン社の経営権を引き継いだパラマウント映画とワーナー・ブラザーズ映画の共同所有となり、02年からは再び「グローマンズ・チャイニーズ・シアター」へと名称が戻っていました。しかし、2013年に中国の大手家電メーカーTCL集団が命名権を獲得したのでTCLに変更され、現在に至っています。

- ブラッド・ピット(左)とマット・デイモンの手形足型
普通の映画館
ここはハリウッド映画のプレミア会場として使われることも多く、スターがレッドカーペットを歩く様子を目にしたことのある人も多いと思います。そのため、一般の人が入れない劇場だと思っている人もいるようですが、イベントなどがない時は普通に映画が上映されており、チケットを購入すれば誰でも観賞することができます。また、日中は館内見学ツアーも行われており、豪華絢爛なメーンシアターを中心に内部を見学することもできます。

- ジョージ・クルーニーの手形足型(左)
チャイニーズ・シアターの最大の見どころは、入口前の広場にあるスターの手形・足型。一番最初にここに手形を刻んだのは、劇場の共同出資者であった女優メアリー・ピックフォードと俳優で映画監督でもあったダグラス・フェアバンクス。3人目は無声映画時代のスター、ノーマ・タルマッジで、その後もチャーリー・チャップリンやマリリン・モンローら人気スターの手形や足型が次々と加わり、現在は約280人のスターの手形・足型が刻まれています。

- ジョニー・デップの手形足型
始まりは生コン踏んじゃった
ユニークなのは、ドナルドダックの足跡や「スター・ウォーズ」シリーズのC-3PO、R2-D2など、キャラクターの足型や手形もあること。ほかにも、ビル・ハートは手形・足型と一緒に拳銃を、ジョン・バリモアは自分の顔の側面を、「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントは魔法の杖を刻印しています。また、故マイケル・ジャクソンの3人の子どもたちは自分たちの手形とともに父マイケルの手袋の形を残し、話題になりました。アジア人では、ジャッキー・チェンやフォン・シャオガン監督、そしてジョージ・タケイらが名を刻んでいます。

- マイケル・ジャクソンの足型の左に手袋型も
なぜこの手形・足型が刻まれるようになったのかは諸説ありますが、グローマン氏が工事中に誤ってナマ乾きのコンクリートを踏んでしまい、足型を付けたことからヒントを得たというのが定説のようです。近年は足型と手形を刻む際には盛大なセレモニーが行われ、大勢のマスコミやファンの前でコンクリートに刻む儀式が行われています。
さほど広くはありませんが、お目当てのスターの手形・足型を探すのは一苦労。サインが読みにくいものなどもあるので、行かれる方は公式HP(http://bit.ly/1LKfmif)のマップを参考にすることをおすすめします。(ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)

- チャイニーズ・シアターの外観

