日本海古平町の古平沖で16日、夏ヒラメを狙った。バレることも少なくなかったが、それでも38~57センチを1人1~15匹釣り上げた。

 まだ薄暗い午前4時、古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に6人が乗船し、20分ほど沖に向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム。餌はオオナゴを使った。晴れ、ほぼ無風の中、前半は漁港近くの水深15メートルからスタート。潮の流れがなかったため、船を動かしながら竿(さお)を振ると、単発で上がり始めた。

 何度かポイントを移動して空が明るくなった頃、40センチクラスが数人に釣れだし、50センチオーバーも。しかし、バレが多く苦労した。小さなアタリがあれば竿を止めて食い付きを待ってリールを巻いた。釣れていない時はフグに餌を取られているようだった。

 タナは海底から2~3メートル上げて狙ったが、海底付近で釣果が上がることも。ただし、その場合はフグにやられかねないため、早く竿を振るのが効果的だった。 後半は少し風が吹き、潮が動き出した。同じポイントを何度も流すと短い時間で良型が数多く釣れ、8匹をゲットした人もいた。あきらめずに竿を振っていると突然、強い引きがきて、この手応えを味わいたくて通う釣り人も多く、沖上がりの同11時まで楽しめた。本間船長は「今後も好調は続き、大型も期待できる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=63】