1日からサクラマスが定量の10匹までとなった日本海側積丹方面の川白沖で8日、大型を狙った。晴れてはいたものの風は強く、波1・5~2メートルと高く、その影響からか2キロオーバーにはお目にかかれなかったが、0・7~1・7キロが1人8~10匹と好調だった。

 午前6時30分、神恵内村川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に5人が乗船、10分ほどの前浜に向かった。マス用仕掛けにバケ500グラム、シャクリを使用した。水深は40~50メートル。

 餌となるオオナゴが豊富なため、サクラマスは1月から良型が交じって順調に釣れている。タナは浅い傾向で、この日も15メートル前後で多くが釣れた。早朝は1人2~3匹と上々のスタート。一服あった後、9時頃から再び引きがあったが、食いが浅く巻き上げる途中にバレることも。

 後半は食いが回復。シャクリよりもバケ釣りの人に連続でヒットし、船内が盛り上がった。タナが浅いと竿(さお)を振るのが楽なため、初心者でも楽しめそうだった。

 風が強まってきた11時30分に沖上がり。この間、30~40センチのホッケが1人20~30匹、マダラとソウハチが船中数匹交じった。高田船長は「サクラマスは今後、大型が見えてくる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】