カレイの漁場として知られるオホーツク海側の浜頓別沖で7日、クーラー釣りを満喫した。曇り、風はやや強く、波1メートル。午前4時30分、浜頓別漁港から海王丸(矢野一博船長、【電話】090・4874・4543)に9人が乗船し、30分ほどのポイントに向かった。L型テンビン、両テンビン、餌はホタテのミミを使用した。

 早朝は水深8~10メートル前後を狙って仕掛けを下ろした。海底を数回たたいたら竿(さお)を持ち上げて食い付きを待った。これを何度も繰り返すと強い引きがあり、竿を大きく揺らして単発やダブルで上がった。

 中には35~40センチ級の大型もあり、リールで巻き上げきれずに仕掛けを持って取り込んだ。30センチ以下も交じり、船中は常に誰かにヒットしていた。船が流されて食いが渋くなると移動し、ポイントを変更した。午前8時過ぎに風と潮が止まると食いが浅くなり、アタリがあっても外れたり、巻き上げの途中で逃がしてしまうこともあった。

 後半、漁港近くに移動すると狙い通りに大型のマガレイやクロガシラが釣れ、さらに強い引きを楽しんだ。次第に風が強くなり船が流されたが、魚影が濃いようで入れ食いが続いた。大型クーラーに入りきれない人もいたほどで、参加した全員が満足いく釣行となった。

 午前11時の沖上がりまでに1人、25~42センチのマガレイが80~120匹、30~45センチのクロガシラが5~10匹、他にイシモチやカワガレイ、ソウハチなどが数十匹の釣果。矢野船長は「大型カレイを中心に、今後も数釣りができる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】