ヒラメの漁場として知られる留萌沖で16日、乗員7人全員が2ケタ釣りを満喫した。日中は釣果が落ちるため、まだ薄暗い午前3時に留萌港から正宝丸(斉藤晴夫船長、【電話】090・8633・8910)に乗船、25分ほどの沖に向かった。晴れ、風はやや強く、波1メートル。ヒラメ用仕掛け、餌はオオナゴを使用した。

 前半から食いは良く、浅い水深から何度も流すと、数人が同時に上げることも。手返し良く仕掛けを下ろすとすぐに釣れ、ダブルもあった。中型中心に50センチオーバーが交じった。

 時間の経過とともに食いが浅くなり、巻き上げの途中で外れることも。そのため、アタリがあっても少し待って合わせた。

 タナの取り方や竿(さお)の振り方で多少は釣果に差があったものの、午前9時の沖上がりまで38~52センチが1人13~30匹と満足いく釣行となった。バケやキャップはさまざまだった。斉藤船長は「7月中旬まで狙える」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】