演歌歌手の出光仁美(37)が、静岡・久料「魚磯丸」(久保田清船長=77)で、マダイ五目釣りに挑戦した。今年8月、夢だったキハダマグロ釣りに挑戦も釣果はボウズに終わっただけに、今回は「何かしら釣りたい!」と気合十分。例年であれば数釣りが期待できる“秋マダイ”と呼ばれるシーズンだが、その結果はいかに。
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「とにかく釣りたい。本命3キロを釣りたいです」。久保田船長に直訴する出光。だが、久保田船長は冷静に「今年は例年に比べて水温が高いのでフグがたくさんいてね、これが厄介。道糸を切られてビシからなくなったり、何度も切られて200メートル巻いていたのに20メートルしか残っていなかったなんてこともありました」と説明した。
今回、3つの課題を用意。<1>1キロ以上のマダイを1匹<2>サイズ問わずマダイ2匹<3>五目の名の通り5種類。このいずれかを達成できればミッションクリアで、ご褒美として20日に発売されたCD「出光仁美全曲集」をYouTube「ニッカン釣りちゃん」PRで挑戦した。
午前6時半のサオ出しと同時に左舷ミヨシの常連客のサオがしなる。だが「マダイじゃないな~!」。その言葉通り、上がったのはワラサだった。その後、左舷トモの常連客もワラサをゲットした。
乗船者が続々とサオをしならせる中、出光だけがアタリさえない状態。そこで同船スタッフ“まっちゃん”がテクニックを伝授。「コマセを振ってアタリがなかったらそのまま待つのではなく、サオをゆっくり上げるか、ゆっくり下ろすかして、餌が動いてる状態にしてみましょう」。アドバイス通りサオ先を海面に沈めるほど落とすと、そこでアタリがきた。「ブルブルした!」で合わせると「掛かりました!」。そこに笑顔はなく真剣そのもの。「バラしたくない!」。心の声が漏れる。上がってきたのはイナダだったが、「良かった~。これでボウズは逃れました」とやっと笑みがこぼれた。
その後、同じ誘い方でソウダガツオ(マルソウダ)、オオモンハタ、サバと四目を獲得。「まっちゃんのおかげ!」とご満悦。ミッション達成にリーチをかけると「本命マダイで達成しましょう」と久保田船長からゲキが飛んだ。
やがて、出光のサオが弧を描く。青物特有の走りはなく、真下に引っ張られる感覚から「本命かも!?」と色めき立つ。ハリスをたぐり寄せるときも「なんか下に引いている」と興奮気味。だが、姿を見せたのは大きなウスバハギ。「本命かと思った。でも五目達成ですよね」とニッコリ。
「あとは本命を釣るだけ」と気合十分。「きたかな?」と疑心暗鬼な出光だったが「おまつりかもしれない」。実際、左舷の常連客とおまつりだったが、まっちゃんは「魚がついているけど、大変なことになっているよ」と宣告。マダイを期待した出光だが、まっちゃんが手にしていたのは小型のシイラ。初めて上げたシイラだったが、「あまり実感がないです」と苦笑した。
本命こそみなかったが六目達成でミッションクリア。「マダイが釣れなかったのは心残りだけど、楽しかった。最初私だけアタリがなくてどうしようかと思ったけど、船長さんとまっちゃんのおかげで後半楽しかったです」とほほ笑んだ。
久保田船長は「今日は良い反応が出ていたけど、なぜか魚が口を使わなかった。青物ばかりだった」と振り返った。例年であれば、秋マダイ本番の時季だが、「もう少し水温が下がればフグはいなくなるので、まだまだこれから。この調子だと11、12月がいいかもしれません」と続けた。
秋マダイは数釣りともいわれるが、久料~西浦沖では2~3キロも釣れている。本番はこれからだ。【川田和博】
◆出光仁美(いでみつ・ひとみ)1984年(昭59)9月7日、福岡県宗像市生まれ。大学在学中に美術教員免許を取得も一般企業に就職。その後、夢だった演歌歌手を目指し作曲家水森英夫氏に師事。10年4月、「おんな七厘・神楽坂」でデビュー。昨年8月、最新曲「あいたか橋で」をリリース。レギュラー番組は「ラジオdeヒットミー」(ぎふチャン日曜午前7時30分、山形放送火曜午後6時10分)。150センチ。血液型A。
▼久料「魚磯丸」【電話】055・942・3230 午前マダイ五目は船宿集合午前5時30分、餌&コマセ&氷付き1万円。午後便は集合正午、同1万円。午前&午後の通しは1000円割引き。現在は午前ヒラメ&ハタも出船中。詳細は電話にて確認。なお、電話は午後8時まで。また、久保田船長手作りの特注サオ「竿酔」も販売。
<“まっちゃん”講座>
出光にコマセマダイ釣りのいろはを丁寧に教えてくれた“まっちゃん”の釣り方講座を紹介する。
▼餌の付け方 オキアミは目があるものを選ぶ。尻尾の先から3関節目を切って、針を3関節刺して必ず真っすぐにする。真っすぐにしないと回転してしまい仕掛けが絡んでしまう。
▼コマセの分量 2つかみ程度。コマセの数が少ない方が餌のオキアミを食う確率も高い。また、コマセをまきすぎるとマダイも早くおなかいっぱいになってしまう。
▼基本的な釣り方 指示ダナ+約ハリス分落としたら、しゃくってコマセをまき、サオを下ろすときに巻き上げる。これを2~3回行い、指示ダナまでビシを上げて待つ。その際、リールのカウンターではなく、必ず出ている糸の色で確認する。
▼待ち時間 3分ほど。アタリがなかったら1~2メートル道糸を送り出す。
▼アタリがあった場合 しっかりサオを上げて合わせる。
▼仕掛けを上げるかどうかの見極め 左右の仕掛け回収を観察し、餌が付いていたらそのまま待つ。なかったら自分も上げる。
▼指示ダナ厳守 魚にはビシが見えているので、ビシを下げると魚も下がってしまい、船全体で釣れなくなってしまう。

