静岡・石廊崎で2月24日、9・02キロ(87センチ)の巨大なマダイが上がった。「橋本屋」(山本一人船主)から渡船した高橋準一さん(72=群馬県前橋市)が釣った。

高橋準一さんが釣り上げた9・02キロ(87センチ)の超特大マダイ
高橋準一さんが釣り上げた9・02キロ(87センチ)の超特大マダイ

当日、メジナのフカセ釣りで沖磯へと渡った。次第に西風が強く、波も高くなって足元が危険になった。風が当たらない地磯のエホンに移動。潮も流れず、エサのオキアミを取られることすらなかった。「食った瞬間、アタリも明確に出なかった。道糸がピンと張っている程度で、最初は針掛かりしていると思わなかった」。


合わせた瞬間、獲物の重みが伝わった。次第に強い3段引きで暴れる。道糸は2号。いつ切れてもおかしくない。「これ、上がるかな」と半信半疑だった。「せっかく掛けたのだから、じっくりやりとりしよう」と落ち着いた。


でかくて白い魚体が見えても、えたいが知れなかった。海面から浮いた時、周囲に釣り人はおらず、自分でタモ入れした。「落水したら大変だし、アイゴにしては桁違いに大きいと思ったが、まさかマダイとは。頭をタモに入れたら重くて、引き上げるのが大変でした」。石廊崎には月に1回程度、メジナを狙って泊まりがけで行く。約20年の常連だ。この日はさらに49センチのマダイも追釣した。


山本船主によると、2010年(平22)12月に上がった7・5キロ(89・5センチ)を上回る、橋本屋のフカセ釣りの最高記録という。いつどこで一発特大ホームランが飛び出すかわからないから、釣りは面白い。