★認知障害と物忘れの違い

 体験したことはほぼ覚えているが、一部忘れてしまうのは、ただの物忘れ。体験したことまで忘れてしまうのは、認知症。最近のことを忘れてしまうのは認知症の可能性が高い。昔のことを忘れてしまうのは物忘れ。忘れたことを自覚していないのが認知症。忘れたことを自覚していれば、ただの物忘れ。人生100年時代を生き抜くために認知症チェックを自分自身に行っています。

★チューリップテスト

 認知症テストで有名なのは、チューリップテスト。両手の親指と親指、小指と小指、手首をくっつけて、「チューリップです」と言う。手を離して、今度は左手の親指と右手の小指、左手の小指と右手の親指をくっつける。病院ではこれを医者のぼくがやってみせ、「どうぞ同じことをやってください」と言います。認知機能が低下すると、手を回転させることが困難になり、この動作ができません。

★運動が認知症リスクを低下させる

 アメリカの大学の研究論文によると、週4回以上ウオーキングをしている人は、認知症のリスクが40%下がったといいます。ぼくは、週2回はジムへ通うように努力しています。毎日スクワットを欠かしません。冬は早朝スキーへ出かけ、3~4キロのダウンヒルを計5本ほど、ノンストップで滑ります。

★軽い糖質制限

 アルツハイマー病の原因は、脳細胞の慢性炎症も関係していると言われています。慢性炎症を防ぐ抗酸化力の高い野菜を食べることが大事です。トンカツや焼き肉の時は糖質制限をして、米を食べません。あとは運動でウエストとヒップが9センチ細くなって、メタボも解消しました。