最終回は、自分らしく生き抜くための「7カ条」です。

 (1)健康状態を把握する

 ふだんから自分の血圧を測り、年に1回健康診断を受けるなど、自分の健康状態を大まかに数字で把握しておきましょう。

 (2)いい生活習慣をつくる

 毎日の食事では減塩、野菜をたくさん食べ、いい油を取る。スクワットとウオーキングなどで運動習慣を身につけましょう。

 (3)継続できる方法を探す

 健康づくりは継続が大切。〇か×かという二者択一ではなく、自分に合う、〇に近い△を探します。

 (4)薬を見直す

 年齢とともに持病が増え、薬が増える傾向がありますが、減らせる薬がないか主治医に相談しましょう。血圧の薬でも、生活習慣の改善で薬を減らすことが可能です。ただし、自分勝手な判断で薬を止めるのは危険。

 (5)自己決定が大事

 どんな治療を受けるのか納得できるまで説明を受け、最終的には自分で決めます。それには、よく説明してくれる医師を選びましょう。

 (6)何でも相談できるかかりつけ医を持とう

 かかりつけ医と人間関係を築き、なんでも相談できるようにします。病気の治療はそれぞれ専門の医師が行ったとしても、体全体のことや家族、生き方についての考え方を踏まえて、相談に乗ってくれます。

 胃ろうや人工呼吸器などについての考えも伝えておくのも方法。あなたの生き方を後ろからサポートしてくれるでしょう。

 (7)重要な決断にはセカンドオピニオンを

 少しでも納得できないならば、他の医師にセカンドオピニオンを求めましょう。場合によっては、主治医を変えてもかまいません。

 人生100年時代をPPK(ピンピンコロリ)を目指して、ピンピンと自分らしく生き抜いてください。(おわり)