ドジャーズが2日、ヤシエル・プイグ外野手をロス・ストリップリング投手と共にマイナーに降格させた。プイグはこのまま2度とドジャースのユニフォームを着ることはないかもしれない、という臆測が広がっている。

 現在25歳のプイグは2012年にキューバから亡命し、ドジャースと契約。翌13年にメジャーデビューし、いきなり104ゲームの出場で打率3割1分9厘、19本塁打、42打点と活躍、新人王候補となった。14年も打率2割9分6厘、16本塁打、69打点と活躍したが、昨年は負傷の影響もあって79ゲームの出場、打率2割5分5厘、11本塁打にとどまっている。さらに今シーズンも復調せず、ここまで81ゲームで打率2割6分、7本塁打だった。

 今回の降格は基本的にトレードでジョシュ・レディック外野手、ジェシー・チャベス投手を獲得したため、25人枠を空けるための措置ということになっている。ただそれ以上にプイグがチームメートから浮いた存在となっていることが原因だというのだ。

 この件が明らかになったのはシーズン開幕前にスポーツ・ニュース・サイト、ブリーチャー・レポートが報じた匿名の元ドジャース選手の証言だった。その人物はプイグについて「自分が会った中で最悪の人間」と話し、プイグがチームメートたちからよく思われていないと明かしたのである。

 さらに今回の降格について報じた3日付のロサンゼルス・タイムズは、デイブ・ロバーツ監督がトレーニングキャンプ中にこの問題の解決のため、プイグを夕食に招待し話し合いを持っていたと報じた。その後事態は改善していくことを期待されたが、実際にはそうならなかったという。

 同記事にはロバーツ監督が「我々は彼がより良い人間、より良い選手となって欲しいという点で一致していた。ケガもあり、彼は我々が望むパフォーマンスを発揮できなかった。私はコーチとしてチーム全体のことを考えなければならない。彼のことを気にかけているし、立派になって欲しい、つまり成人として自分のことを律しなければならないし、自分自身に責任を持たなければならない」と語ったということだ。

 またファルハーン・ザイドGMも「プイグの振る舞いも要素だった」と降格の要因についてコメントしている。こうしたこともあり、今回の降格でプイグがチームを離れることになるだろうという声が広まっているのだ。

 デビュー時にはその身体能力の高さでセンセーションを巻き起こしたプイグが今後復活の道を歩めるのか。所属チームの行方と共に気になるところだ。