ヤンキース田中将大投手(27)が、5試合連続白星なしとなった。ホワイトソックス戦に先発し、5回4失点と苦しみリードを許して降板した。チームは逆転勝ちしたが、約1カ月前のマリナーズ戦で岩隈に投げ勝って以来、2勝目が遠い。5戦連続で勝ち星がないのは、楽天時代の12年7~8月以来。ここ2試合は4失点以上と精彩を欠いている。
トレードマークともいえるスプリットが、ほとんど機能しなかった。球審の判定も厳しく、低めはなかなか取ってくれない。2回には“らしくない”2者連続四球を与え、その直後に同点の適時打を許した。3回の先頭打者には高めに抜けたスプリットを右越えに本塁打された。4回にはスクイズなどで2点を追加され「うまいこと相手の好きなようにやられたという部分もありましたし、なかなかいろんなことがあって、難しい登板だった」と硬い表情で振り返った。
それでも、今季ワーストの8安打を浴びながら微調整し、何とか5回まで投げきった。最後の2回は「今年あまり使っていなかった」というカットボールを「投げてみて良かったんで」と効果的に交ぜた。スプリットも「少しずつグリップ変えながら」工夫した。
2回連続で中4日のマウンドだった。しかも、デーゲームだったこの日は実質的に「中3・5日」の登板間隔しかなかった。それが影響したのではという問いに、田中は「それは問題ないです」と首を振った。「うまくいかないことが初めてのことではないので、これはもう自分で乗り越えていくしかないと思う」と前を向いた。【水次祥子】
▼田中は5試合連続で勝敗が付かなかった。日本人投手の先発5試合連続勝敗なし(救援登板を挟まない)は最長タイ。過去は95年野茂(ドジャース)02年吉井(エクスポズ)03年大家(エクスポズ)が記録。



