米フロリダ州マイアミ・デイド郡は、同州マイアミ市に本拠地を置く大リーグのマーリンズが昨年12億ドル(約1272億円)で球団売却した際に生じた利益を配分するよう求め、ジェフリー・ロリア前オーナーと元ヤンキース主将で最高経営責任者(CEO)を務めるデレク・ジーター氏ら現オーナー側を提訴した。AP通信が16日、報じた。

 2012年の新球場建設で税金を投入した時、同郡など地元自治体が売却益の一部を受け取ることで合意していたという。02年にマーリンズを1億5850万ドルで買収したロリア氏は「何も知らない。話すことはない」と語った。

 マーリンズでは昨季までイチロー外野手がプレーし、田沢純一投手は今季も所属している。