ブルージェイズと1年契約を結んだ元阪神の呉昇桓投手(35)が、ビザ取得が遅れているためいまだにオープン戦に登板できない状態が続いていると16日(日本時間17日)、球団公式サイトが伝えた。

 昨季終了後にカージナルスからFAとなった呉昇桓は、2月上旬に一度はレンジャーズと契約合意したものの、身体検査をパスできず破談。キャンプがすでに始まっていた2月26日にブルージェイズとようやく契約を結んだ。ワーキング・ビザを取得していなければ試合での登板ができないため、ビザなしでチームに合流し投球練習を続けているが、実戦登板はまだ1度もしていない。

 記事では、開幕までにオープン戦2、3試合に登板すれば準備ができるだろうとしているが、ビザ取得が遅れており、いつ取得できるか分かっていない。ギボンズ監督は「彼は投球練習を続けている。当初の予定とは違うが(開幕に間に合わない可能性について)まだ話し合ってはいない」と開幕ロースター入りを期待。呉昇桓は「できれば来週の頭までにはビザ取得ができると願っている」と地元メディアにコメントした。