いきなり歴史的な1発を放った。エンゼルス大谷翔平投手(23)が、インディアンス戦に「8番指名打者(DH)」で出場し、本拠地初打席でメジャー1号を放った。勝ち越した直後の1回2死二、三塁から右中間スタンドへ3ランをたたき込んだ。1日(同2日)に投手としてメジャー初勝利を挙げ、その2日以内に打者で本塁打を放ったのは、1921年のベーブ・ルース(ヤンキース)以来という。米国ファンも驚かせる快挙を、愛らしい笑顔の残る青年が、やってのけた。
<主な日本人大リーガー初本塁打>
◆ドジャース野茂英雄(98年4月28日=ブルワーズ戦) メジャー通算100試合目の登板で、日本人選手初のメジャー本塁打を放った。勝利投手にもなり、投打に活躍。「うれしかったです。それだけです…。いつ以来のホームラン? 皆さん(報道陣)が調べてください」。
◆マリナーズ・イチロー(01年4月6日=レンジャーズ戦) 同点の延長10回に決勝2ラン。「次にいい打者がいるので何とかつなげようと思った。ストライクが甘いところに来たら、とは思ってました。狙った? 狙ってないと言っておきます」。
◆ヤンキース松井秀喜(03年4月8日=ツインズ戦) 本拠地開幕戦、2点リードの5回裏1死二、三塁でウィリアムズが敬遠されて満塁に。3-2からの6球目を右中間スタンドへたたき込んだ。7試合、34打席目に飛び出したメジャー初アーチが満塁本塁打。「やはり、これまでの本塁打とは違いますね。打った場所が違いますから。(巨人時代からの通算)333本目ではありません。今日が1本目です」。
◆メッツ松井稼頭央(04年4月6日=ブレーブス戦) 開幕戦、メジャー初打席の初球をバックスクリーンへ。「確かに初球から振ってやろうとは思っていたけど、まさか本塁打になるとは…。誰も想像しなかったでしょう。自分でも想像できませんでした。今までないぐらい興奮した」。
◆ホワイトソックス井口資仁(05年5月3日=ロイヤルズ戦) 93打席目での1発が、オープン戦を通じても初アーチ。初の1試合4安打もマークした。「後の打席で出たヒットの方が自分にとっては大切な1本。本塁打を打ったからといって三振はしたくなかった」。
◆マリナーズ城島健司(06年4月3日=エンゼルス戦) 本拠地開幕戦で初安打が本塁打となった。3点を追う5回、サイ・ヤング賞右腕コローンから右越えの1号ソロ。「家族が(観客席の)どこで見ているか分からないし、嫁が喜んでくれると思ってベースを回った。家族に届けばいいと思って手を上げた」。
◆カブス福留孝介(08年3月31日=ブルワーズ戦) 地元シカゴで迎えた開幕戦、3点を追う9回にブ軍の守護神ガニエから右中間へ同点3ラン。「点差もあったし、カウント有利なので引っ張った。一番いい結果といえば、そうでしょうね」。



