エンゼルス大谷翔平投手(23)のメジャー3勝目はお預けとなった。昨季世界一のアストロズに先発し、5回1/3を投げ、6安打4失点5四球7奪三振の内容で、勝敗は付かなかった。

 4-3と1点をリードした6回裏1死一塁と走者を残して交代。救援アルバレスが逆転2ランを喫し、大谷の白星は消えた。

 球数は、移籍後最多となる98球。

 防御率は4・43。

 白星こそ逃したものの、この日は、球場内表示でメジャー移籍後最速となる時速101マイル(約163キロ)をマークした。

 5回裏、9番フィッシャーに2ランを浴び、4-3と1点差に詰め寄られた。

 その後、4番レディックへの3球目に、最速を更新する時速101マイル(約163キロ)をマーク。6球目にも101マイルを記録した。

 2回裏2死一、二塁のピンチには、8番ゴンザレスの1球目に100マイル(約161キロ)、4球目にも100マイルをたたき出すなど、メジャー4試合目で最速を更新していた。

 試合は、中盤以降、点の取り合いとなり、エンゼルスが7回に一挙4点を奪って再逆転。継投策で逃げ切り、0・5差でアストロズを抜き、地区首位に再浮上した。

 試合後の大谷は「まず(チームが)勝てて良かったと思います」と話し、「粘れたところも、もう少しできたところもあったと思うので、結果的に勝ったということは良かったです。もう少しいいところを発揮できる場面はあったと思います」と、淡々と振り返った。