右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)で故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手(31)が27日(日本時間28日)、遠征先のロサンゼルス・ドジャースタジアムでキャッチボールを行ったものの、短い距離で軽く5分間程度投げただけで切り上げた。

 25日に傘下1Aサウスベンドでリハビリ登板をしたダルビッシュは、28日(同29日未明)にブルペンで投球練習を行うことが決まっている。しかしその前日となるこの日のキャッチボールに力強さはまったくなかった。

 「(明日のブルペンは)もちろん投げるつもりではいますよ。だけど、トレーナーもやっぱりいろんなことをしてくれているし、みんなが助けようとしてくれている中で、自分がなかなか、自分の体がいい返事をくれないというか、そういう状況が続いている」と明かし、自身が投げる球について「やばいでしょ、あれ。察してください。単純にキャッチボールができていないから。左(手)の方が明らかに球が速い。だからそういう意味で、冗談ですけど、やばいって」と表現。丁寧に、自分の現状と複雑な心境を素直に吐露していた。

 現状は厳しい状態だが、それでも球団や地元シカゴのメディアやファンの期待を感じ、明日のブルペンに向け努力は継続。「もちろん期待もしてもらっているでしょうから、最後のところまでぎりぎりのラインまでは、できることをしたいと思ってます。明日になればまた良くなるというふうに信じてはいますから」と前向きに話した。

 ジョー・マドン監督は「明日、ブルペンで投球練習をしてから、その後を決定する」とこれまで通りのスケジュールで変更がないことを強調。ジェド・ホイヤーGMは「明日のブルペンで問題がなければ、土曜日(日本時間7月1日のホームでのツインズ戦)でメジャー復帰させる予定だ」と話した。