エンゼルス大谷翔平投手(24)が26日(日本時間27日)、昨年10月1日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術を行って以降、約9カ月ぶりにブルペン入りした。立ち投げ、座った捕手に対して合計43球の投球練習。50%ほどの力の入れ具合で、感触を確かめた。ブルペン投球終了後の主な一問一答は以下の通り。
-怖さや不安は
大谷 今の時点ではあんまりないので、明日、どのくらい張るのかなとかそんな感じかなと思います。
-コーチや監督には投球後、どんな話をしたか
大谷 コーチは、今のことだけでなく来年復帰してからのこととか、実戦に入ってからのこととかっていう感じのシェアをしました。監督は「どうだった?」っていう感じだったので、「良かった」と。
-今後の予定は
大谷 キャッチボールと並行しながら、たまに(ブルペンに)入ってという感じかなと。そんなに遠くのスケジュールは言われていないので、1個1個やりたいなと思ってます。
-来年投手復帰ということだが、早くなることは
大谷 ないと思います。
-来年の開幕ローテーションに入ることをイメージしてやっている
大谷 そうですね、そこを目指して頑張りたいなとは思ってます。もちろん。
-今日、何か目的や、意識していたことは
大谷 特に今日はないですね。数と強度をしっかり保ったまま、メニューをしっかり終えるということが大事かなと思います。
-傾斜で投げるのは懐かしいとか
大谷 懐かしいなという感じはしました。久しぶりだなと。
-トミー・ジョン手術をした選手にとっては、ブルペン入りが1つの節目で感慨深いものがあったりするが
大谷 そんなにないですね。
-リハビリの段階が上がってきた中の課程にすぎない感じ
大谷 そうですね、実戦復帰がひとつのあれ(目標)かなと思うので、そこまでしっかりやりたいなと思ってます。
-打者として出場しているというのが、そういう気持ちと関係しているのか
大谷 じゃないですかね。1年半くらい出ないのと野手でも試合に出続けるのではまた、やりがいも違うと思いますし、実戦の感覚も違うと思いますし、それは大きいかなと思います。
-ブルペン入りの日を設定されて、ワクワクした気持ちは
大谷 それはあんまりないですね。練習なので。あくまでも練習ですし、考えるのはやっぱり今日、どうやって勝つかというところなので、練習と実戦は違うので、それはあんまりなかったかなと思います。
-打者に専念したらどうだという記事も出ているが
大谷 それは1つの意見として光栄なことじゃないかなと。そうやって、バッティングの方を評価してくれるのは、いいことじゃないかなと思います。