日本ハムからポスティングシステムでレンジャーズ移籍に合意した有原航平投手(28)の契約金額は、MLB公式サイトのTR・サリバン記者によると2年総額670万ドル(約7億400万円)。ダラス・モーニングニュース紙のエバン・グラント記者によると、譲渡金も含め2年総額約750万ドル(約7億8800万円)。

日本ハムに入る譲渡金は約1億5000万円前後になるとみられる。

グラント記者は「譲渡金を含めても、イニングイーターの先発投手を安く獲得できた。28歳なので今後の成長も期待できる」とした。

 

◆有原航平(ありはら・こうへい)1992年(平4)8月11日、広島県生まれ。広陵3年時に甲子園春夏連続出場。早大ではリーグ通算62試合、19勝12敗、防御率2・72。14年ドラフト1位で日本ハム入団。15年5月15日オリックス戦でプロ初登板初勝利。同年は8勝で新人王。16年は11勝でリーグVと日本一に貢献。19年最多勝。189センチ、95キロ。右投げ右打ち。

 

◆ポスティングシステム 海外FA権取得前に米球界に移籍できる制度。以前は最高入札額を提示した球団が独占交渉権を得たが、現在は譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。日本球団への譲渡金は、選手が契約で保証される額により変動する。メジャー契約の場合、保証額のうち2500万ドル(約26億円)までの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドル(約52億円)までの部分の17・5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。契約期間内に獲得した出来高払いの額からは15%が追加で支払われる。