日本ハムからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す西川遥輝外野手(28)に対し、複数の球団が興味を示していることが29日(日本時間30日)までに分かった。

これまで中堅手の補強に動いているアストロズ、ダイヤモンドバックス、カージナルス、ブルージェイズなどが本格的に調査。代理人のジョシュ・パーセル氏と折衝を継続しているものとみられる。

近年のメジャーではパワー重視の傾向が強い一方、興味を示している各球団は、今季自己最高となる4割3分をマークした出塁率を高評価。通算でも3割8分2厘とレッズ秋山のNPB時代(3割7分6厘)よりも高く、選球眼に優れたリードオフマン候補として注目してきた。コロナ禍による収益減もあり、高額の条件は厳しそうだが、細かいインセンティブ(出来高払い)で補足する内容で交渉中との情報もある。交渉期限は、来年1月3日午前7時(米東部時間2日午後5時)。新春早々にも、西川のメジャーでの新天地が決まる見込みだ。