ドジャースは20日(日本時間21日)、6年連続盗塁王に輝いたモーリー・ウィルス氏が19日にアリゾナ州セドナの自宅で死去したと発表した。89歳だった。死因は公表されていない。背番号30を受け継いだドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「彼は友人であり、父親であり、指導者であり、私にとってそのすべてでした。彼はただ、自分の技術を評価し、大リーガーになる方法を教えてくれました。彼は教えることが大好きでした。私の興奮、情熱、選手への愛情は、モーリーから得たものが多いように思います」と悼んだ。
ウィルス氏は8年以上もマイナーに所属した後、59年にドジャースでメジャーデビューした。60年に50盗塁でブレークすると、この年から6年連続で盗塁王。62年にタイ・カッブの持つメジャー記録の96盗塁を更新し、近代野球では史上初の3桁となる104盗塁をマークしMVPに選ばれた。104盗塁は、他球団のチーム盗塁数より多かった。72年に引退するまで1942試合に出場し、通算586盗塁をマークした。
引退後はマリナーズの監督などを務め、01年に元大洋のジム・トレーシー監督の要請でドジャースに復帰。現役時代のロバーツ監督らに走塁を教えた。これが04年のア・リーグ優勝決定戦で、当時レッドソックスに所属したロバーツの「伝説の盗塁」につながった。
息子のバンプ・ウィルスもレンジャーズ、カブスで通算196盗塁を記録した元メジャーリーガー。83、84年にはバンプの登録名で阪急でプレーし、NPB通算22盗塁をマークしている。



