ツインズからFAとなった前田健太投手(35)が、タイガースと2年契約で合意したと、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者ら複数の米メディアが26日(日本時間27日)、X(旧ツイッター)で伝えた。
ESPNのジェフ・パッサン記者によると、契約は2年総額2400万ドル(約36億円)だという。地元紙デトロイト・フリープレスのエバン・ペッゾルド記者によると27日(同28日)に身体検査を行い、問題がなければ正式発表となる見込み。
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◆記者の目 先発投手陣にとって「売り手市場」となった今オフ、メジャーでベテランの領域に入る前田が、早い時期に移籍先を決断したのは自然な流れだったのかもしれない。実績のあるノラ(フィリーズ)、リン、ギブソン(いずれもカージナルス)と30歳代中盤のベテラン陣が、前週までに続々と契約。先発2~4番手として計算される前田にすれば、登板機会が確実視される球団を選択した可能性は高い。
その裏には、先発のFA市場のトップにランクされる山本、スネル、今永らの動向も影響したに違いない。12月上旬のウインターミーティング後に面談を予定する山本らの交渉次第では、ベテラン勢の交渉が越年する可能性も少なくない。現在、日米通算162勝で200勝を節目の目標に掲げる前田にとって、先発枠の確保は最優先事項。若手野手陣が豊富で、将来性のあるタイガースを選択した前田の「目利き」は来オフ、実証されるかもしれない。【MLB担当=四竈衛】
◆デトロイト・タイガース 1901年、ア・リーグ創設と同時に誕生。「球聖」タイ・カッブが首位打者を12回獲得した。リーグ優勝11回、ワールドシリーズは35、45、68、84年と4度制覇。79年途中から95年までスパーキー・アンダーソン監督の長期政権。80年代はトラメル遊撃手やギブソン外野手の活躍で黄金時代を築いた。11~14年地区優勝。本拠地はコメリカパーク。A・J・ヒンチ監督。日本人は99、00年に木田優夫、00年に野茂英雄が在籍。



