ロサンゼルス・タイムズ電子版は28日(日本時間29日)、ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)について「謎に包まれた半生」として特集した。

水原氏はこれまでの公式履歴に「カリフォルニア大リバーサイド校卒」と記されていたが、実際には在籍が確認できず、通訳としての経歴にも一部実際とは違うことが記されていることも発覚していた。

同紙は「彼がロサンゼルスの高校を卒業してからの約10年間は、ほとんどが分かっていない」とし、水原氏が少年時代を過ごしたカリフォルニア州の地元を取材。それによると同氏は、高校卒業後にすし店や日本酒輸入販売の日系企業で働いていた経歴があることが友人らの話で分かり、また裁判所の記録には04年と09年にスピード違反で捕まったことがあることなども分かったという。同氏の知人は「仕事熱心な人。こんなことになるとは思っていなかった」と話したという。

同紙は「ミズハラは韓国開幕戦中に解雇されてから姿を見せておらず、コメントを求めたが返事がなかった」とし、ある球団関係者も「開幕シリーズ後に米国に戻る飛行機にも乗らなかった」と明かしたという。