フィリーズの敵地シチズンズバンク・パークといえば、マスコットの「フィリー・ファナティック」のいたずらも名物の1つだ。ドジャース大谷は、過去に何度も、その“被害”にあってきた。

エンゼルス時代の23年8月末、敵地フィリーズ戦で第1打席の準備をしていると突然、目の前をファナティックがちょこまかと動き回り、自作の絵を披露した。これには大谷も笑顔。試合直前にもかかわらず、ジェスチャーで応答した。謎のちょっかいは、ドジャースに移籍後も続いている。

ファナティックはしゃべることができないが、長年の親友トロイ・サッティンさんが、かつて大谷へのちょっかいについて気持ちを代弁したことがある。「ファナティックは彼をもちろんリスペクトしているし、素晴らしい選手だと知っている。だから、嫉妬していたようなんだ。カメラマンたちがみんな、彼の写真を撮りにいくから自分に注目してくれない、とね。視線が自分に戻ってくるように、魔法をかけたんだ」。

地区シリーズ初戦、投打の二刀流で出場する大谷はまず1回表、1番打者として第1打席の準備を行う。果たして、ファナティックはどんな奇襲をかけるのだろうか。プレーボール直前の見どころとなる。