【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)16日(日本時間17日)=斎藤庸裕】連覇への挑戦権を手にするため、ドジャース大谷翔平投手(31)がマウンドに上がる。3戦3勝で迎えるブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦(同18日午前9時38分開始)に先発。勝てば2年連続のワールドシリーズ(WS)進出が決まる。「1番DH」で出場した第3戦は第1打席で右翼線への三塁打を放ち、先制点につなげた。9回には佐々木朗希投手(23)が登板し、無安打無失点。今ポストシーズン3セーブ目を挙げた。
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これ以上ない理想的な形で、大谷にバトンが渡された。3戦3勝で、第4戦の先発マウンドに上がる。2年連続のWS進出まで王手。第3戦の試合後、クラブハウスから足早に引き揚げ、翌日の登板へ備えた。今季PSで、2度目の二刀流へ。ロバーツ監督は「彼はユニコーン。どうやってそれをやっているのか私も分からない。1日のすべての時間を管理して、準備している。明日も集中して、投打でいい結果を出してくれると思う」と期待した。
4連勝のスイープで一気に決める流れを、大谷が自らたぐり寄せた。1回、左打者封じで先発マウンドに上がったブ軍の先発左腕アシュビーと対戦。カウント1-2と追い込まれながら、外角低めに逃げていくスライダーに食らいついた。タイミングを外され、体勢を崩されながら片手1本で右翼線へ運んだ。快足を飛ばして三塁打をマークすると、続くベッツの右翼への適時二塁打で生還。今ポストシーズンは打率1割5分8厘と打者で苦戦しているが、不動の1番打者として先制攻撃の起点となった。
4打数1安打2三振で、本来の打撃にはまだ戻っていないが、第2戦に続いて2試合連続安打をマーク。ともに、集中的にぶつけられている左腕から放った。前日には超異例となる屋外でのフリー打撃で調整。現状打破へ動いた。ロバーツ監督は「彼は間違いなく、野球界でベスト選手の1人。いずれ打開するだろう。今は苦しみながらも前に進んでいる。取り組み姿勢は本当に素晴らしい」と評価。その上で「彼を絶対的に信頼している」と力を込めた。
過去のPSで、3勝0敗でリードしたチームがシリーズを突破する確率は97・6%。とはいえ、短期決戦では1試合で流れが変わることもある。大谷は第3戦の前日会見で言っていた。「長いイニングを投げるよりまずは最少失点、ゼロに抑えていく、それを中継ぎ、後ろにつないでいくのが一番大事」。4戦全勝へ。スキは見せない。



