打撃不振のドジャース大谷翔平投手(32)が、スタメン落ちの窮地に追い込まれた。12日(日本時間13日)、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦は、4番指名打者で出場したが、4打数無安打2三振。これで今ポストシーズンでは6試合24打席ノーアーチで、長打も0。レギュラーシーズンと合わせると、メジャー移籍後最長の出場24試合連続、通算110打席連続ノーアーチ。14日(同15日)の本拠地での第3戦は、ベンチスタートの可能性が浮上した。
◇ ◇ ◇
大谷の選球眼に狂いが生じている。1回2死の第1打席は高めのボール球を振らされ、直球に3球三振。3回2死二塁でも、高めの完全なボール球に対し、体が伸び上がって、当てただけの三塁ゴロとなった。
大谷自身も打撃不振を理解している。4-4と同点の6回。先頭打者で打席に入ると、左腕ロメロに対しての初球は、バットを倒してセーフティーバントの構えを見せた。低めの完全なボール球だったためバットを引いて見逃したが、出塁への強い意思を示した。だが、タイミングが合わない。ツーシームを引き付け過ぎて左足の前でファウルを打ったと思えば、スイーパーには体が前に出されて泳がされてファウルを打つ。最後は右打席の真ん中付近まで逃げていく、ワンバウンドしそうなスイーパーに対して空振り三振。高さもコースも完全なボール球を振った。
9回の第4打席は左翼まで飛球を打ち上げたが、これでポストシーズンは6試合24打席ノーアーチとなった。20打数3安打で打率1割5分、0打点。米メディア「ジ・アスレチック」によると、試合後にロバーツ監督は大谷について「状態が良くないのは明らか。本人の感触もあまり良くない。明日彼と話し合い、彼にとって何がベストか、我々にとって何がベストなのかを考えたい」と、スタメン落ちの可能性を含めた話し合いを13日に行う予定となった。大谷がポストシーズンでスタメンを外れれば、初となる。
大谷は9月11日、左膝の炎症と右上腕二頭筋の炎症を抱え、負傷者リスト入りした。戦列復帰後も本調子とは程遠く、現状打破のため、試合前には3日連続で屋外でのフリー打撃に励んだ。31スイングで9本の柵越えを放っていたが、実際に投手と対戦すると、選球眼とタイミングの狂いを修正することができなかった。
第3戦から3試合は、本拠地のドジャースタジアムに戻って戦う。大谷はロサンゼルスで家族の元に帰って、心身のリフレッシュが可能となる。昨年、同じブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは、本拠地で3本塁打&10奪三振の勝利投手など、超人的な活躍で4連勝を導きMVPとなった。大谷の復活こそが、ドジャースの命運を握っている。



