季節は秋へと移り変わり、野球界における一大イベントのカウントダウンが始まった。

10月22日に開催されるプロ野球ドラフト会議まで、残り1カ月を切った。アマチュア野球特集では今回から、プロ志望届を提出した選手たちを「指名を待つ男たち」と題して紹介。初回は今年6月の全日本大学野球選手権を制した関大も所属する関西学生リーグの3選手を取り上げる。【佐藤妙月】

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立命大・西野啓也捕手(4年=高知)はドラフト当日まで「エゴサ封印」で集中力を高める。「評価してくれる人もいればやっぱりちょっと低い評価の人もいて、そこにメンタル揺さぶられたり(笑い)。エゴサしちゃうのが自分の中ですごく嫌だったので、3日前ぐらいにXを消しました」エゴサはエゴサーチの略で、自分の名前をネットで検索し、世間からの評判や評価を調べる行為。25日の京大戦後にそれをやめることを明かした。

3年春から3季連続ベストナイン、今春は首位打者も獲得し大学日本代表にも選出されるなど実績を残し、上位指名予想の声も少なくない。それでも「自分的にはそんな余裕はない。最後までやれることをやる」と結果を出すことに専念する。

ただ、手が届くかもしれない世界は厳しい世界でもある。憧れの選手が幕引きを決めた。自身の背番号39の由来となったオリックス西野真弘が今季限りでの引退を表明。幼少期に「同じ名字の人がプレーしているんだ。いつか一緒にプレーできたらいいな。プロ野球選手、同じ西野になりたいな」と思う存在だった。「(憧れの)世代の選手たちが引退していくのは本当に悲しい」。NPBで一緒にプレーすることはかなわなかったが、プロの世界に新たな西野の名前を刻む。

◆西野 啓也(にしの・けいや)2004年(平16)7月15日生まれ、和歌山県みなべ町出身。小2から上南部少年野球クラブで三塁手として野球を始め、小4から捕手。上南部中では紀州由良に所属。高知高では1年秋に背番号20でベンチ入りし、2年秋から正捕手。四国大会で優勝しセンバツ出場。立命大では3季連続ベストナイン。4年春は首位打者に輝き、大学日本代表にも選出された。50メートル6秒2。遠投120メートル。憧れの選手は西武炭谷銀仁朗。好きな言葉は「反骨心」。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。