ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBC世界同級5位の村田諒太(29=帝拳)が、11月上旬に初めて米国のリングに立つことになった。16日、帝拳ジムの本田会長が明らかにした。場所はラスベガスかロサンゼルスになる見込みで、対戦相手は交渉中だという。

 千葉県内のゴルフ場で、同門のWBC世界スーパーフェザー級王者三浦らと合宿中の村田は「ようやくスタートラインに立ったという気持ち。自分のランキングを考えても(世界挑戦への)順番待ちという状況。アピール出来ないと意味がないし、村田が挑戦したら面白いという試合をしたい」と思いを口にした。

 当初は9月にラスベガスでの米国デビューが計画されていたが、7月にオーバーワークで右肩を痛め、延期となっていた。試合は五輪メダリストが5人程度集結する注目度の高い興行に組み込まれる見込み。本田会長は「テーマは向こうで名前を売ること。こういう試合を数試合クリアしていかないと世界戦の挑戦者として選んでもらえない」と説明した。

 13年8月のプロデビューから約2年3カ月。5月のプロ7戦目では世界ランカーにKOで勝利するなど、ここまで7戦全勝(5KO)と試合を重ねる度に成長を続けてきた。激戦のミドル級で頂点を目指す村田が、「世界」につながる本格的な戦いをスタートさせる。【奥山将志】