ボクシングで今年最初のタイトル戦の前日計量が17日に都内で行われた。メインの東洋太平洋ミドル級は、王者細川チャーリー忍(35=金子)が72・3キロ、同級1位竹迫司登(28=ワールド)は72・4キロと、ともに72・5キロリミット以下でクリアした。

細川は昨年7月の決定戦は引き分け、10月に直接再戦で8回TKO勝ちして王座を奪回した。竹迫との初防衛戦に「KO率は高く当て勘がうまいが、身長は五分で打ちやすい。いろんな相手とやったが、彼らよりパワーはない」と自信を見せる。強打者対決に「対策はない。常にKOを狙っている。ぶっ倒してジムにベルトを持って帰る」と強気だった。

竹迫は昨年3月の初防衛戦は引き分け、8月に直接再戦で8回TKO勝ちでV2に成功した。今回日本王座はかけずに挑戦する立場。「ともに同じような状況での対戦で楽しみ」と話した。11勝(11KO)1分けといまだ無敗。「ここを勝てば状況は変わり、今よりも開けてくる。モチベーションは高い」と2冠でステップアップを期した。