プロボクシング元WBO世界ミニマム級王者谷口将隆(32=ワタナベ)がジムけん引役として所属ジムの世界戦連敗を止める覚悟を示した。3日、東京・後楽園ホールで、WBA世界ライトフライ級7位、WBO世界同級4位として、WBA、WBO世界同級統一王者レネ・サンティアゴ(33=プエリトリコ)に挑戦する。2日には東京・後楽園ホール展示場で前日計量に臨み、リミット(48・9キロ)でクリア。対するサンティアゴは300グラム少ない48・6キロでパスした。
約18秒間のフェースオフ(にらみ合い)で火花を散らし、ガッチリと握手も交わした谷口は「サンティアゴはでかい分だけ(減量が)しんどそうやと思いましたね。口もかさついていたし、それなりに減量したと思う。多分、減量幅も同じぐらいかな」とうなずいた。リミットで仕上げてきたことに手応えがあり「今回は練習量が多くて体重を落とすことを考えられなかった。最後にガッとしたが、仕上がりはいい」と自信の笑みを浮かべた。
国内ジム歴代3位となる7人の世界王者を輩出した所属ジムだが、現在は世界戦5連敗中と不名誉な記録が続く。自らにとっても世界2階級制覇、3年3カ月ぶりの王座返り咲き、国内男子7人目の統一王者という期待もかかる。谷口は「(ジムの世界戦連敗は)言われたら、確かに。おのずと結果はついてくることなので。明日はレネ選手に勝てれば全部ついてくると思う」とジムのけん引役として気合を入れ直した。
16年4月3日のプロデビュー戦から10年となる節目に迎える世界戦の舞台となる。谷口は「デビューした時は何も、減量からのリカバリーとか知らずに10年前の今はコーラとか飲んでいたいましたからね。ここから計量後、最後の食のひと仕上げで変わると思う。そこを大事にしたい。年の功」とキャリアで積み重ねてきた経験をすべて活用する意欲を示した。
谷口は「この10年をぶつけたいし、この10年を先につなげたい。レネと今日、対面してすごく人がよさそうだった。すごく良い試合ができると思う。これぞ世界戦、というものをみせたい。ただ勝ちたいという気持ちが強い。やってきたことを当日しっかりと出せれば自分たちが思い描いた結果になるはず」と強い決意を示していた。

