昨年秋、プロ野球ドラフト会議でリトルシニア関東連盟出身の選手が10人指名され、海外の大学所属以外の9人が入団を決めました。中学時代の指導者やチームスタッフを取材して、彼らの人柄やエピソードを、当時と最新の写真とともに紹介します。

今回は横浜都筑リトルシニア出身で日本ハム4位の半田南十内野手(日大藤沢=神奈川)です。

 

横浜都筑リトルシニア・伊藤洋一郎監督が語る 

半田の世代は吉川陽大(仙台育英)がエースで、ほかにも名門校に進学した選手が何人かいたので強かったんです。でも早々に強豪に当たって接戦で負けたり、主将の半田も夏にけがをして試合に出られなかった。悔しかっただろうけど、「なんでもやります」って三塁ランナーコーチやベンチを盛り上げたり。自分だけよければいい選手が多い中で、チームのために何をやるべきかが、当時から分かっていました。

指導者が言いたいことや空気を察して、こちらが言う前に選手に伝えてくれる。それも嫌みなくやってくれるから、誰からも愛された。よくコーチ陣と「ザ・サラリーマン」「営業マンタイプ」って評していたぐらいです。

当時から「プロに行きたい」って意思が強くて、負けず嫌いだから、よく練習もしました。打撃センスには見るものがありました。タイミングのとり方がうまいんです。でも、足と肩は爆発的なものがないから、指名されても育成なのかなと思っていましたから、支配下で4位指名なんて、私もうれしかったです。人づてに、人間性も高く評価されたと聞きました。

だから、LINEではいつも「遊ぶな、一流になれ」と激励しています。さらに実力が伴えば、誰にも愛されるプロ野球選手になるのは間違いないですから。

【現役OB120人にメッセージ「目標持って頑張って!」】

○…半田は昨年12月28日に行われた横浜都筑のOB会に出席した。中学3年生まで現役選手80人と主に高校生のOB40人が集まった中、半田も遊撃のポジションについてノックを受けるなど、合同練習を行った。

練習後は日本ハム入団の報告を行い「目標をもって日々野球に取り組み、プロ野球選手になることができました。現役の皆さんにも大きな可能性があります。目標をもって頑張ってください」とあいさつ。気さくに写真撮影やサインに応じるなど、参加者を喜ばせながら、激励も受けていた。

チームスタッフは「入寮に向けて忙しい中、わざわざ出身チームに挨拶に来てくれた半田選手とご両親には感謝しかありません。半田選手がプロ野球選手として無事開幕を迎えられることを楽しみしています」と感謝していた。