天皇、皇后両陛下は13日、オランダとベルギーを公式訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発された。26日まで14日間の長期日程で、2カ国歴訪は2002年以来24年ぶり、即位後は初めて。皇室は両国の王室と深い親交があり、「特別な配慮」を受けて王室の離宮に滞在する。国賓として国王夫妻主催の晩さん会などに出席し友好親善を図る。
天皇陛下は訪問に際した11日の記者会見で「今回の訪問が若い世代の人々もお互いの国に関心を寄せる契機となり、今後の交流と友好親善がさらに深まっていくことを願っている」と述べた。
羽田空港では秋篠宮ご夫妻や森英介衆院議長らが見送り、両陛下はにこやかに言葉を交わしてタラップを上がり、一礼して機内に入った。
両陛下は最初の訪問国オランダに13日午後(日本時間14日未明)に到着する。首都アムステルダムの東約80キロに位置するアペルドールン市へ車で移動し、王室の離宮ヘット・アウデ・ロー城に16日まで宿泊する。
17日は公式行事としてアムステルダムで歓迎式典やウィレムアレクサンダー国王夫妻主催の晩さん会に臨む。日本とオランダは第2次大戦で交戦した歴史があり、戦没者記念碑に供花する。
滞在中は天皇陛下が関心を寄せる「水問題」に絡んだ治水研究施設や、ハーグの国際司法裁判所などを視察する予定。
ベルギーは20日に入り、22日まで南部ウイエ市のシエルニョン城に滞在する。23日に首都ブリュッセルで、歓迎式典とフィリップ国王夫妻主催の晩さん会が開かれる。
両国での一部日程は陛下が単独で当たる。25日にベルギーをたち、26日午後に帰国する。
訪問中、皇嗣秋篠宮さまが天皇の国事行為の臨時代行をする。(共同)

