きらびやかな装束で着飾った馬が、鈴の音を響かせながら田園や市街地を練り歩く岩手県の伝統行事「チャグチャグ馬コ」が13日、盛岡市などで開催された。

約70頭が伝統衣装を身にまとった子どもらを乗せ、鬼越蒼前神社(滝沢市)から盛岡八幡宮(盛岡市)までの14キロほどをゆっくり行進。沿道には多くの人が詰めかけ、外国人観光客の姿も見られた。馬上の子どもたちは笑顔で手を振り、晴れやかな表情を浮かべた。

馬に乗るのが2回目という同県岩手町の南愛莉ちゃん(3)は「去年は怖くて泣いちゃったけど、今回は楽しい」と笑った。東京都から訪れた自営業来住真太さん(50)は「想像以上に馬が華やかで迫力があった。間近で見ることができてよかった」とうれしそうな様子だった。

装束に付いた大小約700個の鈴が「チャグチャグ」と聞こえるのが名前の由来。農耕馬の無病息災を祈願した風習が起源とされる。(共同)