神戸第2検察審査会は13日までに、兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委)委員長(当時)を脅迫した疑いで書類送検され不起訴となった政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏(58=名誉毀損罪で起訴)について、不起訴不当と議決した。6月24日付。神戸地検が再捜査する。
被害を訴えた奥谷謙一県議が、地検の処分を不服として審査を申し立てていた。
立花氏は県知事選に立候補していた2024年11月、県議の事務所兼自宅前で「出てこい奥谷」「あまり脅しても自死されても困りますから」などと演説したとして、脅迫などの疑いで昨年6月に書類送検され、嫌疑不十分で不起訴となった。
検審は議決理由について、自宅前で糾弾する演説を行うことは一般人であれば恐怖を感じるものだとした上で、「『自死』という言葉を使用しており、人を畏怖させるに足りる程度の害悪の告知だ」としている。
奥谷氏は13日に記者会見し「不起訴にしてはだめと示され、大きな意味がある。もう一度じっくり捜査して厳正に判断してほしい」と話した。
検審は、疑惑告発者の私的情報を「奥谷県議が隠蔽した」と交流サイト(SNS)に投稿したとする名誉毀損容疑などは不起訴相当と議決した。奥谷氏は立花氏の発信を巡り損害賠償を求め神戸地裁に提訴もしている。(共同)

