簗和生農相は20日、2025年に放出した政府備蓄米を早期に追加で買い戻す方針を改めて示した。理由は食料安全保障上の必要だと述べ「需給が緩和している部分に一定程度影響するが、直接的にコントロールするためのものではない」と説明。市中に出回るコメの量を調整する目的ではないことを強調した。NHKの番組に出演後、記者団に語った。
備蓄米は、農林水産省が18日、21万トン分の買い戻し手続きを実施した。24年夏の「令和の米騒動」以降、高騰した価格を抑える目的で放出し、備蓄量は現在32万トンまで低下。適正水準は100万トンと見なされている。
一方、足元ではコメ余りが鮮明で、在庫が積み上がり価格は下落傾向にある。農家は暴落を懸念している。
番組では、簗氏はコメ価格にも言及。安定した食料供給には営農の継続が重要だと前置きした上で「消費者は、生産現場にしっかり配慮や理解をして行動していただくことが必要だ」と訴えた。
食料安保については、食料品の消費税引き下げへの対応を含め「予算を大きく増額していく」とアピールした。(共同)

