★第2次高市改造内閣が発足した。裏金議員の入閣は内政では色々な声があろうが、外務、財務、経産、防衛という対外閣僚の骨子が変わらないのは親米第一、中ロ北朝鮮などの近隣国との関係改善に消極的という従来の高市政権の姿勢が不変ということを内外に示したことになる。その意味では来週の米中首脳会談で、米国が大きな外交政策の転換がある場合、新内閣は対応できるのだろうか。新内閣は機能するのだろうか。
★政界関係者が言う。「ちょっとメディアの解説とは違う視点だが、全体を見渡すと総務相・藤井比早之(衆院・兵庫5区)、文科相・関芳弘(衆院・兵庫3区)、国交相・井林辰憲(衆院・静岡2区)、復興相・細野豪志(衆院・静岡5区)、外相・茂木敏充(衆院・栃木5区)、農水相・簗和生(衆院・栃木3区)、法相・山下貴司(衆院・岡山1区)、経済安保相・小野田紀美(参院・岡山県選挙区)と兵庫、静岡、栃木、岡山選出議員がそれぞれ2人ずつ。なかなかそういう人事はない。様々な陳情や党勢拡大のためにも全国まんべんなく閣僚がいることが望ましいが珍しい組閣だ」と言えば、閣僚経験者は「これを派閥均衡だとか、実力内閣などというやつの気が知れない。完全に西高東低の配分だ。副大臣、政務官はともかくも九州、四国、北海道、東北選出議員大臣はゼロ。なかなかいびつだな。つまり首相・高市早苗の周辺の人材で組閣したのがよくわかる。それに総務相は総務省、国交相は国交省、法相は検察庁、国家公安委員長は警察庁。いずれも出身省庁の役人が大臣になっている。これは首相の代わりに答弁できる人材を選んだとしか思えない。ところが総務、国交、法務など出身の役所の次官が年次が上だと大臣はやりにくいものだ」。
★首相は会見で「積極性と情熱を見極めた」と言い「決断と挑戦、実行の内閣だ」と自画自賛したが、米国が防衛力強化を評価する一方、日本経済の行方に関心が高い。一方、中国メディアは日本維新の会からの入閣を「(維新は)強硬な国家主義を基調としている」とし「新型軍国主義」の加速を警戒する論調。双方様子見というところか。(K)※敬称略


