浜渦武生・元東京都副知事は10日、都庁で会見し、豊洲市場移転を検証する都議会百条委員会での証言を、複数会派が「偽証」としていることに反論し、偽証を否定した。「ストーリーをつくっている」「浜渦を偽証にしろみたいな話で、百条委員会が終わっていいのか。何もかも私にふっかけた05年の百条委と同じだ」と、不信感を示した。

 石原慎太郎都知事の側近の浜渦氏は、用地取得で東京ガスとの交渉役だったが、01年7月の基本合意後は石原氏に任務を外され「何もしていない。聞かれたことは答えるが、私が指示することはない」と述べた。

 4日の百条委では、基本合意後も浜渦氏が交渉に関与したとする資料が出され、当時知事本局長だった前川燿男・練馬区長は「決定権者は終始一貫、浜渦さん」と証言したが、浜渦氏はこれも否定。「わび状の書き方が気に入らないと、突き返された局長もいた」という前川氏の指摘に対し、「始末書を書いてもらった時、名前まで(自著でなく)パソコンで書いてきたので怒った」と説明した。再度要請されれば百条委出席に応じる方針だが、都議会では偽証の認定を求める会派が多い。浜渦氏にとって、05年に続き2度目の偽証認定となる公算が高まっている。