★首相・高市早苗の中国包囲網外交のもたらしたものと言えるか、今月6日から13日の日程で中国とロシアの海軍が山東省青島沖の海域および空域で合同軍事演習「海上連合2026」がスタートした。ロシア太平洋艦隊旗艦・スラブ級ミサイル巡洋艦「ワリヤーグ」、フリゲート(コルベット)艦「レーズキー」、ウラジオストクを母港とする第19潜水艦旅団のキロ級ディーゼル潜水艦「ウファ」、イゴリ・ベロウソフ級潜水艦救難艦及びアルタイ改級補給艦が青島に結集している。これらは潜水艦が長距離航行する際、救難曳船(えいせん)を随伴させ浮上航行するための伴走艦。
★中国は北部戦区海軍を軸にミサイル駆逐艦「開封」、同「鞍山」、ミサイルフリゲート「蕪湖」、総合補給艦「可可西里湖」、潜水艦救難艦「陽澄湖」、及び「戦略核潜水艦」1隻が参加している。中国国営新華社通信によると、中国人民解放軍海軍の「戦略核潜水艦」が6日、日本時間13時01分ごろ、太平洋の公海海域に向けて「潜射戦略ミサイル」を発射。ミサイルには訓練用の模擬弾頭が搭載され、所定の海域に着弾している。どうもこれは潜水艦発射弾道ミサイルSLBMの演習とみられ核弾頭を搭載可能な戦略核潜水艦から弾道ミサイルを発射と見るべきだ。
★5日、中国国防省は「演習終了後、双方の一部部隊は太平洋の関連海域へ移動し、海上合同パトロールを実施する」とし、どうやらそちらに本来の目的があるようだ。これは昨年8月のロシア「海上交流2025」、中国「共同海上2025」の合同演習後の共同パトロールを行っている。このパトロールは国際法にのっとり、どの国も標的にせず、他国の領海には入らないとしているか周辺国は挑発的と感じる。1日、ロシア外務省のザハロワ報道官は日本が今年立て続けに「レゾリュート・ドラゴン」、「バリアント・シールド」、「環太平洋合同演習(リムパック)」と米軍などとの軍事演習を続けていることを受け、日本の再軍備化を批判している。きな臭い軍事演習が日本の鼻先でスタートした。(K)※敬称略


