宮城県は26日、仙台市内で観光イベント「プレミアム涼・宮城スペシャルイベントwith壇蜜」を開催した。
応募総数2189人の中から抽せんで選ばれた100人が招待され、92人が参加。同県の村井嘉浩知事(57)とタレント壇蜜(36)が登場し、トークセッションや記念撮影などが行われた。
壇蜜は同県の観光PR動画に出演し、性的表現とも受け止められるシーンが女性県議などから批判されていた。この日は紫の浴衣姿で登壇。会場から大きな拍手で迎えられ、「ようこそおいで下さいました。(参加には)勇気がいる会合だと思います。あちこちで小問題を起こしている壇蜜です」とあいさつ。笑いを誘った。
その後もトークショーは終始和やかな雰囲気で進んだが、会場に集まった参加者に向けた言葉を求められると「今回の件については本当にいろいろあって、私が元気いっぱい『宮城においでよ』と言える感じではなくなった。ただ、こうやってみなさんが応援してくれるので、私が逆に宮城県を通して助けてもらいました。これからも東北にゆかりのある者として、できることをやっていきたいです」と感謝を語った。
村井氏は21日の記者会見で「否定的な思いを持つ人がいる以上、配慮が必要だ」と話し、動画の配信中止を決めていた。この日のイベント終了後、取材に応じると「このイベントをやって良かったと思っている。実際に観光客も1、2割増えている」と主張し、秋冬バージョンの観光PR動画を作ることも明言した。
イベント関係者は「旅行会社5、6社に聞き取りをしたが、宮城向け商品が伸びていると聞いている。特設サイトのアクセス数も増えた。結果として宮城を認知していただくのに大きな効果があったので、動画は成功したという認識だ」と話した。
動画は9月末まで実施する観光キャンペーンの一環として、7月5日から動画サイト「ユーチューブ」で公開されていた。当初は同キャンペーン終了まで配信される方針だったが、動画への批判が寄せられたため、予定より早く、27日午前0時で配信を終了する。この日の午前中の時点で、動画の再生回数は460万回を超えている。

